銀幕雑記帖

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容疑者 室井慎次  The Suspect Muroi Shinji

 筧さんの三つ揃いのキマりっぷりに鼻dh(主役はー!?)

 やー、私ほんと筧さん好きだな!クールな頭脳と熱いハートの新城補佐官がたまらんよ。ドライな官僚でありつつ、何だかんだ言って室井さんの味方なんだよこの人。なに考えてるか分からん顔も大好きだよ。 次回作は新城を主役にしてください君塚さん。

 作品全体も面白かったです。今までの「踊る」シリーズは基本的にコメディタッチだったので本作もそうなのかと思っていましたが、打って変わってシリアスでしたね。

 新城の行動がちょっと分かりにくかったかな。最初、新城は室井が警察を辞めざるをえなくなるように仕向けていた。でも最終的には辞めさせなかった。それは、当初室井のように正義感の強いまっすぐな人間は官僚組織にあっては苦しむだけだと思っていたが、そういう人間も警察に必要だと思い直したから、という理解でいいんでしょうか。それだったら、新城の心中の変化をもう少し描いてくれたら良かったかもしれない。

 にしても新城って、基本的には出世と保身が第一の典型的なエリート官僚なのに、どこかで室井に感化されてるのが微笑ましいなー。そやって、たまーに人間くささを垣間見せる新城が大好きだ!(結局それが言いたかったのか!)

 あとは、法学部生かつ「踊る」ファンのくせに気付くのが遅すぎるのですが、 「容疑者 室井慎次」って厳密には「被疑者 室井慎次」としないといけないのではないでしょうか。

 「容疑者」というのはあくまでもニュース用語で、刑事訴訟法では「被疑者」で統一してあります。まれに「犯人」という語も使われていますが、いずれにしても「容疑者」という言葉は使われていません。 「踊る」シリーズをご覧になった人は分かると思いますが、ドラマの中で捜査員が「容疑者」と言ったことは無いのではないかと思います(ひとつひとつ確認したわけではないので絶対とは言えませんが)。

 「室井慎次」の場合は一般の人に馴染みのある言葉を使ったほうがインパクトを与えられるから、という理由で「容疑者」になったのかもしれませんが、「被疑者」としたほうが、本格警察ドラマだぞというアピールになったかもしれませんね。 (2005年11月5日)

 補足:「踊る大捜査線 歳末SP」を観たところ、「容疑者」が使われていました。しかもあろうことか、ほかでもない新城管理官が言ってました。新城さん、あなた国T受かってるんだから!(笑) いいです許します新城さんは ポリスの王子様 です故。(2005年11月10日)
<2005年/日本/監督 君塚良一/主演 柳葉敏郎>

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